豆カメラ用ミゼットフィルム 現代に復刻!

豆カメラの使い方、取り扱い上の注意事項

豆カメラの使い方、取り扱い上の注意事項

豆カメラは機種によって操作方法が様々です。 シャッター速度が選べるもの、選べないもの、絞りのあるものないものなどそれぞれのカメラの機能、また状態を理解したうえでの操作が必要になります。 また、フィルムの装填には若干コツが必要となります。更に、常に直射日光を浴びせないなどの気配りが必要となります。 ここではミゼット判カメラのうち、特に代表的なカメラのひとつ、マイクロを例に、使い方、注意点などを紹介します。

説明イラスト

1.まず注意点として、カメラは60~70年以上前に作られたものなので、壊れやすくなっています。
昨日シャッターが切れていたものが、今日になったら切れなくなっていた、などということもあります。
落としたりぶつけたり、またシャッターをすばやく強引に連写するなどは禁物です。やさしく取り扱ってください。
ときどきシャッターが下りなかったり、開きっぱなしになることもあるかもしれませんが、大目にみましょう。
あまり頻繁にきちんと写らなかったりする場合は、修理に出すか、寿命と思っていさぎよくあきらめましょう。

説明イラスト

2.フィルムの装填は、日中装填は可能ですが、直射日光の当たらない、なるべく暗い影になる場所で行ってください。
カメラの背面側にフィルムのコマ位置を示す裏窓がついてます。ここからや、カメラの裏蓋周囲からの光漏れでフィルムが感光してしまうことがあるので注意しましょう。
マイクロの場合は裏窓が開閉式になってますので普段は閉めておきましょう。

説明イラスト

3.フィルムは、箱から出すと銀紙に包まれています。感光・劣化を防ぐためです。銀紙を剥くとフィルム本体が出てきます。
この状態になると、すでにフィルムは感光しやすくなっているので気をつけましょう。
また、フィルムの裏紙を止めている封緘シールは、剥がすとフィルムがほぐれて感光してしまいます。
カメラへのフィルム装填時までは銀紙・封緘シールの剥がしは禁物です。

説明イラスト

4.フィルムの装填は、まずカメラの裏蓋のロックを外し、蓋を開けておきます。裏窓の蓋も開けておきます。

説明イラスト

5.次にフィルムを銀紙から取り出し、封緘シールを剥がします。この時、フィルムを感光から防ぐ遮光紙がむしれてしまうことがあります。ゆっくりと、むしれないように封緘シールを剥がしましょう。若干むしれても影響はありませんが、遮光紙が切れてしまったり、裂けたり、はがれて薄くなりすぎてしまった場合などは、セロテープなどでフィルムを巻きつける先の空のスプール(巻き軸)に貼りつけましょう。

説明イラスト

6.空のスプールに遮光紙の折り返してある細くなっている先端をまっすぐに伸ばし差し込みます。2〜3周巻きつけます。この時カメラ内の巻き上げ爪とスプールの切れ込みのある側との向きが合うようにします。フィルムホルダーが付いている機体は、図のようにフィルムホルダーにはめ込みます。

説明イラスト

7.空のスプール側の端にある切れ込みをカメラの巻上げノブのカメラ内の軸上にある爪に引っ掛け、収めます。
フィルム側を、少しずつほぐしながらフィルムをカメラに収め、それ以上ほぐれないように最後まで指で抑えながら巻上げノブをまわして遮光紙のたるみを取り、カメラの裏蓋を閉めます。裏窓をのぞきながら
巻上げノブをゆっくりまわしてスタートマークを示す矢印の印刷を過ぎ、・・・・・が見えたらまもなく一コマ目です。
カメラの裏窓に「1」のマークが出たら撮影準備完了です。裏窓の蓋は閉めましょう。

説明イラスト

8.シャッターチャージを行います。この時、シャッタースピードはあらかじめ決めておいてください。
シャッターチャージ後にシャッタースピードを変えると、シャッターに負担が掛かり、壊れる原因になります。
これは他の可変シャッターを持つカメラでも同じことが言えます。
B(バルブ)、I(インスタント)のみの場合でも同じです。い
カメラ正面向かって右側のシャッターチャージレバーを押し下げます。これで撮影可能となります。
インスタント単一のみの、シャッターチャージをしなくても常にシャッターが切れる、エバーセットシャッターは気にしなくて結構です。

説明イラスト

9.撮影はカメラ正面向かって左側のレリーズレバーを押し下げることで可能となります。この時、体・手首をを十分固定してカメラがぶれないようにします。
レリーズレバーを離すときは一気に離すようにしましょう。シャッター幕が戻る際のカブリを避けるためです。
レリーズレバーが途中で引っかかる場合があります。最後の位置まで戻しましょう。一コマ撮影が終わったら、影になるところで裏窓の蓋を開け、すぐに次のコマに巻き上げましょう。多重露光を防ぐためです。

説明イラスト

10.B(バルブ)はシャッターレバーを押している間の時間だけシャッターが開きます。暗い場所での撮影などに使います。例えばカメラ自体を石塀や樹木、室内ならテーブルや硬い椅子、壁などに密着させ、あるいは体を壁などに押し付け、完全に固定した状態で必要な秒数を押しましょう。例えば晴れの日の窓から日が射す昼間の室内照明なしで絞り開放で0.5~1秒といったところでしょう。何度も撮影して覚えましょう。

説明イラスト

11.適正な露光時間は露出計を使うか、デジカメの絞り、シャッタースピードなどを参考に反映させましょう。
おおよそですが、晴れている屋外では絞りF8、1/100秒、曇りなら絞り開放〜5.6で1/50秒というところでしょう。
屋内では明るい照明下で絞り開放1/25秒が最低条件です。あとはバルブで調節してみてください。
焦点距離はどのカメラもだいたい1m~無限大です。1m以内の接写は難しいのであきらめまjしょう。
もっとも、ピンボケでも良いなら腕を精一杯伸ばしての自分取りも可能です。

説明イラスト

12.古いカメラなのでシャッターの誤動作によりうまくシャッターが閉まらず、撮影が失敗する場合がありますが、そのときは潔くあきらめましょう。また、コマ数確認用の裏窓からのカブリにも注意しなくてはなりません。蓋のあるものはフィルム巻上げ時ごとに閉めておきましょう。また、蓋のないものもあわせて撮影時以外はなるべく直射日光下にさらさないようにしましょう。フィルム装填時にフィルムが緩んでしまった時にもカブリは起きやすいようです。
カメラの裏蓋と本体に隙間があるようなカメラでも起きるようです。カメラを購入する場合は慎重にチェックしてください。

説明イラスト

13.全10コマを撮影し終えたら、最後まで巻き上げます。なお、撮影をすすめるに従い、巻上げが硬くなっていきます。
巻き上げトルクが増えるためです。がんばって巻き上げましょう。
カメラ背面のコマ数確認窓から裏紙が見えなくなり、巻上げノブが軽くなったか、これ以上巻き上げられなくなったら巻き上げの完了です。装填時にように、直射日光の当たらない、なるべく暗い影になる場所でカメラの裏蓋を開け、すぐさま巻き上がったフィルムを指で押さえ、ほぐれないようにします。
フィルムを指で押さえながら最後まで巻き上げます。空になった反対側のスプールに封緘シールが付いてますので、いったんそれを取り外し、巻き上げた側のフィルムを指で押さえながら何周か巻き上げ、きつく固めます。フィルムがカメラに装填された状態のまま封緘シールで裏紙が緩まないようにしっかり巻き、貼り付けカメラから取り出し、フィルム一本分撮影完了です。

説明イラスト

14.撮影し終わったフィルムは現像に出すまでは暗いところに保管しましょう。またなるべく早く現像に出すようにしましょう。

説明イラスト

15.フィルムを現像に出す際は、スプールを返してもらうようお願いしましょう。小さいのでなくしたりした時のスペアとしてとっておきましょう。カメラにスプールが元々付いていない場合は中古カメラ屋で入手するか当ホームページ別項目で販売しておりますのでお買い求めください。

説明イラスト

16.飛行機などに搭乗する際は、手荷物として座席に持ち込むほうが良いでしょう。一般荷物の場合X線検査などでフィルムに悪影響(感光)を及ぼす場合があります。

説明イラスト

17.故障品や、修理が必要となった場合は、最寄の中古カメラ店に持ち込んでみましょう。現在、当方では豆カメラの修理・OHを行ってくれる店舗は、下記を確認しております。宅配便カメラ送付による修理も受け付けてくれます。
ほかにも修理を受け付けてくれる中古カメラ店・修理業者様があると思いますので、ご自分で探してみてはいかがでしょうか。

修理受付店

十時屋
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町166 (横浜中華街関帝廟通り)
TEL:045-664-5337
http://www1.ttcn.ne.jp/~juujiya-yokohama/
juujiya-yokohama@mx4.ttcn.ne.jp


株式会社 丸富士商会
〒101-0047
東京都千代田区内神田2-7-12
TEL:03-3256-0658


カメラのロッコー
〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町1-1-21人形町ビル1f
TEL:03-3667-4285
https://camera-rokkoo.amebaownd.com/
rokkoo2013@gmail.com